Research list 研究一覧

研究一覧
2015/12/31
  • 藤本太陽、園部 豊、小嶋新太、田辺 勝、山本洋祐、楠本恭久
  • 武道学研究 48(2)

大学男子柔道選手を対象に減量時における自律訓練法を用いた心理的サポートの有効性について明らかにすることを目的とした。その結果、減量時における自律訓練法を用いた心理的サポートは試合前の不機嫌の上昇ならびにコーチ受容の低下の緩和、並びに試合中の心理状態の向上がみられた。これらのことから、減量時の心理的コンディションを整えるサポート方法として有効であることが明らかとなった。

2015/12/01
  • 高井秀明、園部 豊、柴原健太郎、藤本太陽、深見将志、本郷由貴、平山浩輔
  • 日本体育大学体育研究所雑誌

現在、「日体大アスリートサポートシステム(NSSU Athlete Support System:以下「NASS」と略す)」では、2020年に開催される東京オリンピックに向けて、世界で活躍する選手の育成を目的として活動が行われている。今回は心理サポート部門で現在までに実施されている活動内容を提示することだけでなく、今後の活動プランについても提案するものであった。

2015/11/22
  • 坂部崇政、高井秀明、大久保 瞳、楠本恭久
  • 日本スポーツ心理学会第42回大会

本研究では、難易度の異なるトラッキング課題遂行中の処理資源配分量を測定し、注意機能について評価することを目的とした。その結果、中難易度条件と高難易度条件の難易度の差は認められず、聴覚標的刺激に対する反応時間やp300振幅にもそれ以上の変化がみられなかった。つまり、課題の難易度に応じて処理資源に配分していることが示された。

2015/09/01
  • 園部 豊、藤本太陽、楠本恭久
  • 日本催眠医学心理学会第61回大会

本研究は逆腹式呼吸法が覚醒水準と脳の実行機能系にどのような影響を及ぼすのかを検討することを目的とした。その結果、逆腹式呼吸によって覚醒が保たれ、実行機能に肯定的な影響をもたらしたことが明らかとなった。

2015/08/26
  • 坂部崇政、高井秀明、大久保 瞳、楠本恭久
  • 日本体育学会第66回大会

本研究では、競技者に対し専門競技の映像を反復呈示し、その際の処理資源の経時的変化を明らかにすることを目的とした。その結果、p300振幅に顕著な変化がみられたことから、競技者は反復呈示された専門競技の映像に対し、同程度の処理資源を配分し続けることが明らかとなった。

2015/08/26
  • 大久保 瞳、高井秀明、坂部崇政、楠本恭久
  • 日本体育学会第66回大会

本研究では、タイムプレッシャー(TP)が刺激評価の速さと刺激評価時における処理資源に及ぼす影響について、P300を指標に検討することを目的とした。その結果、TPによってP300潜時が有意に短縮し、P300振幅が有意に増大することが明らかとなった。よってTPは処理資源を必要とすることが示された。

2015/08/01
  • 園部 豊、藤本太陽、平山浩輔、高井秀明
  • スポーツメンタルトレーニングフォーラム第10回記念大会

日体大アスリートサポートシステムの心理サポート部門として、2015年度カヌー部1年生(男性8名,女性6名)を対象に全6セッションの講習会による心理サポートを行った。その中の第3セッションでは、リラクセーション技法として腹式呼吸法、自律訓練法および漸進的筋弛緩法を行っている。VASを用いて各リラクセーション技法のやり易さの評価を行った結果、カナディアンカヌーで自律訓練法が、カヤックで腹式呼吸が最も高いVAS得点を示した。よってカヌー競技の選手にリラクセーション技法を提供する際は、種目特性を考慮した技法の選定が必要である。

2015/08/01
  • 藤本太陽、園部 豊、平山浩輔、高井秀明
  • スポーツメンタルトレーニングフォーラム第10回記念大会

日本体育大学カヌー部における心理サポートに関する事例について発表を行った。日本体育大学のカヌー部44名に対し、3週間に1回(1時間)、計6回(目標設定、集中力、リラクセーション、イメージトレーニング、心理的調整、リラクセーション体験)の心理講習会を実施した。また、心理講習会とは別途に練習・試合にも帯同した。結果、男子においてカヌーに必要とされる試合の戦術や、ペア・フォアにおけるチーム力の向上に寄与した可能性がみられた。

2015/08/01
  • 高井秀明、平山浩輔、園部豊、深見将志、柴原健太郎、藤本太陽、本郷由貴
  • スポーツメンタルトレーニングフォーラム第10回記念大会

日本体育大学は日体大アスリートサポートシステム(NSSU Athlete Support System:以下,NASS)事業を行っている。その中の心理サポート部門では、チームに心理講習会を実施するプログラム提供型、選手に個別サポートを実施するプログラム構築型の2つの方法を用いてサポートを行う。今後は心理サポートにより自己管理能力の高い選手を輩出して1名でも多くの日本体育大学の学生が東京オリンピックに出場し、活躍できるようサポート活動を行っていく。

2015/06/01
  • 大久保 瞳、高井秀明、坂部崇政、楠本恭久
  • 体育学研究 60(1)

本研究の目的は、P300を指標として、タイムプレッシャー(以下:TP)が刺激評価の速さと刺激評価時における処理資源、そして行動反応の速さと正確性に及ぼす影響について検討することであった。その結果、TPによって刺激評価段階が短縮すること、そしてTPのかかった状況下ではより処理資源を要することが明らかとなった。

NSSU

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東京都世田谷区深沢7-1-1
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連絡先
高井秀明(Takai Hideaki)
日本体育大学体育学部体育学科
TEL:(03)5706-0863
FAX:(03)5706-0863
E-mail:takai@nittai.ac.jp
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